IT関連の仕事というと、一日中パソコンに向かって黙々と働くというイメージがあり、魅力的な仕事に思えない考える方もいますが、実はIT業界で働く魅力を感じているエンジニアはたくさんいます。やりがいを感じる点の1つは、ものづくりの楽しさや達成感を得られることです。IT関係の仕事は納期が迫ると残業が続くこともありますが、がんばって作り上げたシステムが本稼働を迎えられた時の達成感はこの上ないものです。さらに、そのシステムがビジネスの現場で実際に使われたり、業界のスタンダードになったりすると社会に貢献できていると満足感を得ることができます。このように、IT関連の仕事は、目に見える形で自分の仕事が評価されていることにつながるため、やりがいを感じやすいといえます。
社会的に重要な役目を果たすシステムを作れるかどうかは、参加するプロジェクトにより異なりますが、日々の仕事の中でもやりがいや魅力を感じることができます。例えば、仕事の中で必要なツールやプログラムを自作したものが、その会社でずっと使われているのを見ると、純粋にうれしい気持ちになるものです。
また、仕事を通じて知り合った顧客から指名されて仕事を依頼したり、問い合わせを受けると、信頼感を得たことに満足できます。IT業界では大きなシステムを構築するときにチームで働くことが多いですが、チーム内で自分が頼りにされたり、難しい仕事を依頼されたりすると、やってきた甲斐があったと感じる人も多いようです。IT業界に身を置くことで、管理職を目指したり、海外で活躍したり、いずれさまざまな目標が出てくることでしょう。その場合は、目標に準じたスキルを身につけていくことが大切です。